(認知症を支える家族の会)
介護保険は3年ごとに計画見直しと報酬改定が行われてきました。
2018(平成30年)年度の改正は、2年ごとに行われる医療価格となる診療報酬と同時改定の年にあたります。介護報酬は介護を必要とする人にサービスを提供した事業者に支払われる費用のことです。報酬はサービスごとに決められた公定価格です。
国は年金や医療、介護といった社会保障給付費の全体を抑えたい意向で、暮れの審議会で介護報酬を0.54%を引き上げる方針ですが、生活保護費用は段階的に減らす方向です。介護現場の労働条件を充実するには、介護報酬を引き上げる必要があると思いますが、今回の微増改定がどのように影響するのでしょうか?
2000年4月に始まった介護保険制度は、マイナス改定の連続でした。2009年はプラス3.0%の改定で、この年は介護人材の確保と処遇改善が行われ、日の目を見たのもつかの間、2015年では実質マイナス4.48%の大幅なマイナス改定により倒産する事業所もあり、介護現場はダメージを受けました。今回は安倍政権が進める「介護離職ゼロ」や介護人材確保のため、小幅ながら引き上げが必要と判断したのでしょう。
また去年の12月15日の分科会では、認知症の高齢者や若年性認知症の人がどの施設でも適切なサービスが受けられるよう、加算を認める施設(ショートステイ等)を広げ報酬を手厚くする一方、身体拘束防止へのペナルティー強化の方針も提示されました。
利用者負担の見直しでは、所得の高い層の負担割合を3割としています。高額介護サービス費の月額上限負担を、37.200円から、44.400円に引き上げました。(平成30年8月1日施行)自己負担は、介護保険制度スタートから15年間は原則1割でしたが、前回平成26年の改正で、一定以上の所得のある人は2割負担になりました。今度の改正は、さらに2割負担の人のうち「特に所得の高い層」の負担割合が3割となります。「特に所得の高い層」の基準はまだ示されていませんが、医療費増と合わせた感は否めません。厚生労働省の試算によると、3割負担となる対象者数は。およそ12万人(利用者全体の3%ほど)でした。
所得段階が一般となっている人の自己負担限度額の引き上げ
3割負担導入に先がけて、所得区分が「一般」の高額介護サービス費の自己負担上限(月額)が引き上げられています(2017年8月〜)。介護サービスの利用者負担には月々の上限額が設定されています。「高額介護サービス費」とは、1か月に支払った利用者負担の合計が上限を超えた場合に超えた分が払い戻される制度です。現行では、世帯のどなたかが市区町村民税を課税されている人(一般)の負担上限額は月37.200円ですが医療保険並みの月44,400円に変わります。ただし1割負担の人のみの所帯は年間上限額446.400円(37.200円×12ケ月)が設けられており、年間を通しての負担額が増えないように配慮されています。(3年間の時限措置)
福祉用具貸与価格の見直し
現行の福祉用具貸与については、同じ商品でも貸与を行う業者によって価格に差があるのが実情です。これは、業者によって仕入れ価格や点検費用などが、異なるために起こります。今改正では、こうした貸与価格の見直しを行い、利用者が適正な価格でサービスを受けられるようにします。(2018年10月〜)。具体的には、国が商品ごとに全国平均の貸与価格を公表する予定です。レンタル業者が福祉用具を貸与するときは、この全国平均貸与価格と業者の設定価格の両方を提示して利用者に説明することになります。また機能や価格帯が異なる商品については、複数を提示することになります。(複数商品提示は2018年4月〜)。さらに商品ごとに貸与価格の上限が設定されるなど、利用者が高額な費用請求をされないように配慮されているのが特徴です。
新しい「介護医療院」の創設
今後も要介護者の慢性的な医療や介護ニーズが増えることが懸念されます。こうしたニーズに対応できる新しい保健施設として、平成30年(2018年)4月に誕生するのが「介護医療院」です。これは長期にわたって療養するための医療と、日常生活を送る上での介護を一体的に受けられる施設となります。現在ある「介護療養病床」については、いずれ廃止することとされています。改正前は平成30年(2018年)3月末が廃止期限でしたが、今改正で6年延長されました。
新たに「共生型サービス」を位置づけ、平成30年(2018年)4月から、介護保険と障害福祉の両制度に新しく「共生型サービス」になります。このサービスの目的は、高齢者と障害児者が同一の事業所でサービスを受けやすくすることです。現行では障害福祉サービスを利用して来た方が高齢になり、介護保険サービスに移行する際には事業所を変えざるをえない場合もありました。新たな「共生型サービス事業所」では、このような不便さの解消が期待されます。想定されている対象サービスは「訪問介護(ホームヘルプサービス)」「通所介護(デイサービス)」「短期入所介護サービス(ショートステイ)」などです。
2025年には団塊の世代が75歳以上となり、介護や医療のニーズが、さらに高まることが予想されます。厚生労働省のデータによると、認知症のご高齢者や世帯主が65歳以上の単独世帯・夫婦のみの世帯も増加していく見通しです。ほとんどの人が高齢者になり、孫がそばにいるわけでない時代、「医療・福祉・年金の充実」を7割近い人が支持しているのに、社会保障にはお金が回らない図式が繰り返されています。
東京五輪まで3年を切っています。オリンピックで一時的に盛り上がっても、その後の赤字のツケもおきるように思うのですが・・・。
2月3日(土)
午後1時〜4時
福祉センター2階 相談室
会員以外の方の相談も受け付けています。
一人で悩まずお電話ください。
介護経験者がお待ちしております。
プライバシーは十分留意いたします。
福祉センター2階 相談室へお越しくださっても結構です。
2017年12月21日に、クリスマス会が開かれました。(33名参加)
ゲストは「ケアホーム鎌倉深沢」の「ベルリンリンズ」というハンドベルの 演奏グループです。
全員赤いサンタクロースの帽子をかぶり、私たちも一緒にクリスマスソングを歌いました。
ケアホームの職員の方々はサンタやトナカイの扮装で、楽器演奏に合唱指導に大活躍。クリスマスの雰囲気も盛り上がります。
いよいよハンドベルの演奏が始まりました。
曲の説明が1曲ずつあり、黒板に貼られた譜面に合わせて演奏です。私たちもペットボトル(中にお米が入っています。)を振って応援しました。
その後は「りんどうの会」、「ベルリンリンズ」対抗の的あてゲームです。
2回戦を戦い、合計で「ベルリンリンズ」の勝ちでした。
お茶の時間になり、ケーキとコーヒーをいただき、代表扮するサンタさんから、プレゼントも渡していただきました。楽しくとても盛り上がったクリスマス会でした。
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☆彡皆さんのことば☆彡
★ リンリンズの皆さんと一緒に、汗をかきながらマラカスを夢中で振りました。初めての経験でしたが、とっても楽しかったです。
★ ベルリンリンズのリーダーの先生に合わせて、“ポンポン”を振りました。合わせるのにも一苦労でしたが、(目で見たとおりに、身体が動きません!)とにかく楽しかったです。
クリスマス会だけでなく、また体験したいです。
★ いくつになってもプレゼントはうれしいものですね。ケーキをいただきながら、たくさん皆さんとお話しできました。
★ どういうわけか、毎年のプレゼントにスカーフが当たります。不思議ですよ。
☆お知らせ☆
ベルリンリンズの皆さんへの“もう一度ぜひ”というリクエストが、数多
く寄せられましたので、再度の来会をお願いしましたところ、快くお受け
いただきました。春バージョン、夏バージョンの演奏も楽しみですね。
材料 (岩石卵 2本分)ゆでたまご・・6個 砂糖・・ 大さじ6 塩少々
作り方
1、ゆでたまごを白味と黄味にわける。白味は5ミリぐらいのざく切りにす る。
(岩石のため、あまりみじん切りにしないこと。)
2、大きめのボールに黄味を6こ入れ、砂糖大さじ6杯入れよく混ぜる。オレ ンジ色にしっかり混ざったら、そこへ1の白味を入れ、ざっくりと混ぜ 合わせる。
3、アルミホイル35センチくらいを2枚敷き、2分の1ずつ卵をのせ、ぐるり と巻き、飴のように一方をしばり、片側をとんとんと材料が下になるよ うに落とし、次に反対側の口をしばる。
たまごをゆるゆるに巻くとホイルをはずした時、全体が崩れてしまうの で注意。蒸し器で13分くらい蒸す。中味が外に流れ出るため、ホイルで 包んだ最後が上になるように並べ蒸す。
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ある日の集まりのこと、中村雅子さんから筆で書かれた「おめでとうございます」の文字を見せていただきました。付け筆の講座で習った書体だそうです。とてもおしゃれで味わいのある文字でした。
贈り物に一筆添えても,よろこばれそうです。
その場にいた皆さんから「すてき!」の声があがりました。
お嬢さんと一緒に、講座に一日出かけられたとか。
「大丈夫、難しくないわよ。」とおっしゃっていましたが、いつか機会がありましたら、ぜひ皆さんに教えていただけたらなあ・・と思いました。
*りんどうの会会員の皆さんは、手芸、楽器演奏、料理、コーラス、茶道、舞踊、短歌、俳句などなど、多彩な趣味をお持ちです。
そんな素晴らしい趣味をご披露いただき、他の会員の方々ともども、ご一緒に楽しめたら素敵ですね。皆さま、どうぞよろしくお願い致します。
曜日 | 内 容 | 福祉センター | 時 間 | |
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2月2日 | 毎週金曜日 | コーヒーポット | 稲村ガ崎きしろ | 13:30〜15:30 |
2月3日 | 土曜日 | りんどう電話相談 | 相談室 | 13:00〜16:00 |
2月6日 | 火曜日 | 認知症介護相談会 | 団体活動室 | 13:00〜15:30 |
2月9日 | 金曜日 | 運営委員会 | 団体活動室 | 10:00〜12:00 |
2月15日 | 木曜日 | 交流会 | 団体活動室 | 13:30〜15:30 |
2月23日 | 金曜日 | 会報印刷 | 団体活動室 | 9:00〜12:00 |
曜日 | 内 容 | 福祉セン ター | 時 間 | |
---|---|---|---|---|
3月2日 | 毎週金曜日 | コーヒーポット | 稲村ガ崎きしろ | 13:30〜15:30 |
3月3日 | 土曜日 | りんどう電話相談 | 相談室 | 13:00〜16:00 |
3月6日 | 火曜日 | 認知症介護相談会 | 団体活動室 | 13:00〜15:30 |
3月9日 | 金曜日 | 運営委員会 | 団体活動室 | 10:00〜12:00 |
3月15日 | 木曜日 | 運営委員会 | 団体活動室 | 10:00〜12:00 |
3月23日 | 金曜日 | 会報印刷 | 団体活動室 | 9:00〜12:00 |