かまくらりんどうの会 (認知症を支える家族の会)かまくらりんどうの会 今月の話題

更新日: 2016年1月30日

2月の話題

かまくらりんどうの会 今月の話題です

* ★認知症介護相談会★ 


・日 時・・・2月2日(火) 13時〜15時30分
・ところ・・・福祉センター 団体活動室

☆体験談を通し、知恵の交換をし合う会です。
介護体験者がお待ちしています、お気軽にご参加下さい。

★交流会★ 日 時・・・2月18日(木) 13時30分〜15時30分
・ところ・・・福祉センター 団体活動室
・ゲーム・・・的当て・輪投げ・合唱など

☆同じ経験の仲間同士の集まりです。
 茶話会などもあり、ご本人様もぜひお連れください。  心身ともにリフレッシュしませんか。ぜひお待ちしています。
 

  

* 介護の悩みお電話下さい。りんどう電話相談(認知症相談)

相談電話担当者


2月6日(土)
2月20日(土) 午後1時〜4時

社会福祉センター2階 相談室

相談電話 りんどうテレホン0467-23-7830 

会員以外の方の相談も受け付けています。
一人で悩まずお電話ください。

介護経験者がお待ちしております。
プライバシーは充分留意いたします。
社会福祉センター2階 相談室へお越しくださっても結構です。

 


新年会の報告  



今年の新年会は1月22日(金)に開催され、来賓5名、会員28名の合計33名が集いました。会員手造りの看板、つるし飾り、変わり折鶴、生け花が新年会の雰囲気を醸し出していました。
 渡邊代表の挨拶に始まり、来賓の方々からのお言葉をいただいた後、96歳の池田さん作詞による「りんどう賛歌」と「鎌倉」を合唱しました。

会食は、「かまくらふれんず」の特注赤飯弁当とお吸い物、会員の実家より取り寄せの大きく甘いアンポ柿とアンポ柿の黄な粉まぶしをいただきました。珍しくておいしいものでした。また、秋の日帰りバス旅行に行った寒川神社の「お神酒」を希望者で少しずつでしたがいただきました。
午後一番、獅子舞(代表と社協の方)の各テーブルを練り回る様子が、子ども時代を思い起こしてくれました。次は会員の方が介護しているお母さまのために50年ぶりに弾き始めたバイオリン演奏2曲とバイオリン伴奏による「早春賦」「上を向いて歩こう」を合唱しました。

それから川柳クイズ、上の句と下の句合わせをテーブルチーム対抗戦、頭を捻っていましたが皆さん全問正解には驚きました。
最後はチーム対抗歌合戦池田審査員の厳しい審査もなんのその楽しく歌われていました。
 参加者の感想と近況報告でプログラムは終了し、最後は池田さんの”三本締め”でお開きとなりました。
 この日の皆さんの笑顔が続くことを願い、つらい時があってもほっとできる、話せる仲間であり続けたいとの思いを強くして帰路につきました。

★参加者の声★
・連れ合いを亡くして何年か経つが元気で生きている間は参加したい。 知っている顔が少なくなってきているのは寂しいが・・・
 ・ご本人も他の人と変わらず接してくださるので、この会だったら、次は 是非母をつれて来たいです。
・普段は家にばかり、ここにきて懐かしい方たちとお話が出来てよかった
・会場の新年会らしいお飾りきれいでした。
帰りはお花の鉢植えをいただきありがとうございました。
・家ではイライラしていることが多いですが、今日ここに来て大いに笑いました。楽しい一日でした。
・毎年ですが、この新年会も心をこめた手作りの素晴らしい会です。役員の方ありがとうございます。

     

* 「夫の介護より」
             

夫は2012年にアルツハイマー型認知症の診断を受け、2013年には転倒により脊椎を損傷し、右脚に麻痺とかなりの痛みを抱えてしまった。この二つの病は相乗的に悪化し、要介護度は5にあがった。

毎週1回のデイケアサービスと2泊3日のショートステイを利用しながら在宅を続けていた。しかし私自身の持病が深刻になり、共倒れの危機に瀕するようになった2015年の秋に、特養老人ホームからの声がかかり、入所を果たした。

コールボタンを押すこともできず、声を上げて自分の欲求を伝えることもない夫のもとに、私はできる限り足繁く通っている。
介護を担った当初は私の無知による激励や叱責を繰り返しては、穏やかだった夫の過去には見たこともない荒々しい言動を引きずり出してしまうことが度々あった。
不安ばかりの世界にいる人を安心させてあげるように誘導できれば良いのだが、分かっていてもこちらも生身の人間である。いろいろ学習してきても終いには私が夫に手をあげてしまったこともあった。結果は夫の不安と怒りを増幅させ、私は自己嫌悪に陥った。

直接命に関わらない、しかし決して治ることはないこの認知症とは、何と辛い、切ない病であろうか。夫婦はいつかは別れの時が来る。自分達にも、やがては死別という時が来るのだろうと漠然と考えていた。しかし夫の記憶はどんどん抜けてきて、私の名前を忘れ、目も合わせられない日が増えてきた。やがて夫の記憶から私が消えるという形で、別れの時が来るのだろう。死別でもなく、離婚でもない、こんなうすら悲しい夫婦の別れの形が来るなんて、思いもよらなかった。しかし紛れもなく夫の姿形をしている人の看取りをやり遂げねばと思っている。

りんどうの会には、2014年秋から参加させて頂いている。介護相談の日には私の状況をお話し、皆様が真剣に傾聴して下さり、お知恵を下さり、悩みを共有して頂けると感じることで、随分慰められている。 今認知症の初期段階にあり、大きな戸惑いの中で、自己犠牲の介護の日々を余儀なくされているご家族のお気持ちは、本当によく分かる。あるいは私より長い介護を担っておられるご家族の方々に対して、私の経験など何の役にも立たないと思いつつ、原稿の依頼を受けて、一応自分の近況、心境を述べさせて頂きました。  M.O
 

   

* 私と電話相談 


平成10年(1998年)に電話相談が開始されて、17年が経ちます。現在電話相談員は第1土曜日に2人、第3土曜日に3人と計5人で担当し、福祉センター2階相談室で午後1時から4時まで行っています。

私は電話相談員になって7年ほどになりました。相談員になった当初は会員の名前と顔が一致せず、相談電話をとることに躊躇したこともありましたが、今では皆さんのお役にたてればと、相談を伺ったり、近況をお尋ねしたりと頑張っています。

介護の相談はご本人の介護の仕方、医療のかかり方、公共サービスの情報はもちろんのこと,介護している方の気持ちや体調の落ち込みについてまで様々です。 ご本人がデイサービスやショートステイに行っている間が介護者が自分を取り戻す自由な時間ですが、相談に行くには時間に余裕が無かったり、日々の雑事に追われて気持ちに余裕が持てなかったり、また昔の私の様に母の介護に振り回されながら同時に育児にも追われている方も、きっといらっしゃることと思います。そのような方々に電話相談を利用して頂き、自分達の体験をお伝えできればと思っています。

看取られた方のお気持ちも大切にしたいと思います。生活の大部分を占めていた介護から解放され、気が付いたらご自身の体調が、思わしくない年頃となっていて・・・・。
そんな時昔からの顔なじみの相談員が「どうしてる」、「たまには顔を見せに会に来て、あの人この人元気で・・・あなたを待っていますよ」とお声をかけたことで、皆に会いたいと会に来てくださったり・・・。
人は年と共に、体が思うように動かなくなり、今迄出来ていた事が出来なくなったり、怪我をしたり、病気になったり・・。そんな気分が落込む時、相談員から「私もそうよ、いろいろあるわよ。」という励ましに、同じ思いをしている人が居てくれた事が確認出来ただけでも、人はもう少し“頑張れる”ようです。
私達相談員は、これからも電話の向こうの方に、少しでも助けになれるよう頑張って参ります。n.n

   

* ・りんどう2月の予定


曜日 内 容 社会福祉センター 時 間
2月2日 火曜日 介護相談会 団体活動室 13:00〜15:30
2月5日 毎週金曜日 コーヒーポット 稲村ケ崎きしろ 13:30〜15:30
2月6日 土曜日 りんどう電話相談 相談室 13:00〜16:00
2月12日 金曜日 運営委員会 団体活動室 10:00〜12:00
2月18日 木曜日 交流会 団体活動室 13:30〜15:30
2月20日 土曜日 りんどう電話相談 相談室 13:00〜16:00
2月26 金曜日 会報印刷 団体活動室 9:30〜12:00

 

* ・りんどう3月の予定


           
曜日 内 容 社会福祉セン ター 時 間
3月1日 火曜日 介護相談会 団体活動室 13:00〜15:30
3月4日 毎週金曜日 コーヒーポット 稲村ケ崎きしろ 13:30〜15:30
3月5日 土曜日 りんどう電話相談 相談室 13:00〜16:00
3月11日 金曜日 運営委員会 団体活動室 10:00〜12:00
3月18日 金曜日 運営委員会 団体活動室 10:00〜12:00
3月19日 土曜日 りんどう電話相談 相談室 13:00〜16:00
3月25日 金曜日 会報印刷 団体活動室 9:30〜12:00