4月の話題

★認知症介護相談会★　

・日　時・・・４月７日(火)　13時〜15時30分
・ところ・・・福祉センター　団体活動室

☆体験談を通し、知恵の交換をし合う会です。
介護体験者がお待ちしています、お気軽にご参加下さい

◆ 総 会◆
・日　時・・・４月16日(木)13時30分〜15時30分(受付13時から)
・ところ・・・福祉センター　　第一・第二会議室

・講　演・・・「介護保険の制度改正について」
・講演者・・・伊藤元敦さん（鎌倉市高齢者いきいき課課長）
・議　題・・・平成26年度　活動報告・決算報告　
　 　　　　・・平成27年度　活動(案)・予算(案)・役員紹介

介護の悩みお電話下さい。りんどう電話相談（認知症相談）

4月4日(土) 4月18日(土)
午後１時〜４時

社会福祉センター2階　相談室

会員以外の方の相談も受け付けています。
一人で悩まずお電話ください。

介護経験者がお待ちしております。
プライバシーは充分留意いたします。
社会福祉センター２階　相談室へお越しくださっても結構です。

★３月３日の認知症介護相談会報告　　　

ひな祭りのこの日、ようやく春の気配が感じられるようになってきまし た。

介護認定審査を受け要介護度に変更があった場合に、どう対処したら良いか、出来るだけ早く入所するためにすべきことは何か、などについて話し合いました。

介護者が切実な状況にある場合は、遠慮せず困難さを具体的に施設に伝え、理解して貰うことが大切です。

会員の皆様にお知らせ

★ 総会の出欠席はがきを同封いたしましたので、お忙しいこととは思い ますが、４月９日(木)までにご返送ください。

　　 ★ 平成27年度の会費納入のお願い
同封の振込用紙をご利用いただくか、総会にお持ちくださっても結構 です。よろしくお願い致します。　会計より

★　今回の講演の内容は
「介護保険の制度改正について」を鎌倉市高齢者いきいき課（介護保険 担当）課長の伊藤元敦さんにお話していただきます。

４月から改正された介護保険制度についてわかりやすくご説明いただき 併せて新しい鎌倉市高齢者保健福祉計画の認知症関連の内容についても お話していただく予定です。
私たちの身近な問題としてぜひ講演並びに総会にお出かけください。
　

≪ミニ知恵袋≫

　
高速道路や幹線道路を走行中、認知症ご本人が「道が違う」と言い出し て車から降りようとしたら？「大丈夫間違っていません」などと、否定せ ず「あら、そうかしら？ではどこかに停めて調べてみましょう」とパーキ ング、コンビニなどに停めて、ご本人に気分転換を図りましょう。

どうしてもご本人が納得しない場合は、第三者に協力を求めましょう。走行中にドアを開けてしまったり、信号で停車したとたんに下車してしまったりするととても危険ですし、すぐに車を乗り捨てて追いかけるわけにもいきません。

実際にあった例では、車をしかるべき所に止めて追いかけたが見つからず、数時間後に近くの駅で保護されました。
警察から電話連絡があり事なきを得ました。危険が予測される場合は、二人だけで車に乗らないようにしましょう。
　

会員の方からのお便り　

　 りんどうの会の役員の方にお会いする事があって、その時「２月の交流 会は本人も楽しめる内容だからぜひ連れて来て」と言って頂きました。
交流会へは、母を連れて行くのが大変なので、入所以来参加していませんでした。「連れて来られたら手伝える事は、やってあげるから」と親切に言って頂き、その言葉に励まされて、２月19日母を連れて参加させて頂きました。そう言って頂いた事に本当に感謝しています。

　りんどうの会の皆さんは、とても親切に色々話しかけて下さり、ゲーム も手伝って下さって母は楽しそうに過ごしていました。お菓子も「おいし い」と喜んで食べていました。
　認知症になると穏やかに笑顔ですごせる所がなかなかなく、交流会では 皆さんのお陰で、笑顔で和やかにすごせた事が、本当に有難かったです。 　

母にはきっと良い刺激になったと思います。会の運営や準備など大変な事だと思います。本当にありがたいと思っています。これからもどうぞよろしくお願い致します。ありがとうございました。Ｈ Ｍ　 　　

介護を終えて

　
昨年４月、夫が旅立ちまして早や１年を迎えます。雑事に追われており ましたが、漸く身も心も軽くなり自分を取り戻せたようなこの頃でござい ます。

発病以来17年の歳月が過ぎ、その間出来る限りの介護をしたつもりなので、最後を迎えた時には本人が楽になってくれて、これで良かったのだと思う事ができました。

　特養入所７年の間、最後の２・３年は徐々に出来なくなることが多くな ってその姿を見るに忍びず、この病気の哀れさ、酷さ、切なさ、悲しさを 厭と言うほど思い知らされました。長い間在宅ではとても出来ない介護を して下さったワーカーさんには感謝でございます。しかし最後の２ヶ月は 看取りに積極的でない特養の為に施設の判断で入院になりました。

　そこで無理に生かされている姿を目の当たりにして、これ以上の苦痛を 本人も家族も望んでいないことを理解して下さるクリニックへ転院して静 かに、息を引き取りました。

最後の入院時に多くの経験をして、認知症の終末期に対しての医師の理解がより深まる事、医師が病人だけを診ずに、家族のケアも学ぶべきだと痛感致しました。

　15年前にりんどうの会に入会、その春からの介護保険スタートに伴い、 ダメモトと言われて会員の方にお連れ頂いたディサービスに本人が抵抗な く参加できて、その後も数々のアドバイスを頂き、終末期の対応について も貴重な経験談を伺えたことなど、多岐に亘りお力を頂いたことを改めて 深く申し上げます。　 Ｍ Ｓ
　

「認知症に関する、いま話題の本｣ 興味深い２冊をご紹介

　
１ 「老いてさまよう 認知症の人はいま」
・著者(編者)・ 毎日新聞特別報道グループ
・発行所 … 毎日新聞社
・発行日 …… 2015年１月20日　・価 格 … 1,400円(税別)

2014年に新聞協会賞、菊池寛賞をダブル受賞。毎日新聞社会報道部の数人の記者が手分けして、実際に認知症受入れ専門の老健(なのはな苑)非 認可の介護施設などに数ヶ月間泊り込んでの密着取材で、報道された多く の実話を集大成化した本です。

徘徊で行方不明となり、知らない街で保護されてから何年もの間｢太郎｣という仮名のままで施設で暮らしていた男が家族と劇的な再開を果たしたレポート。認知症受入れ専門老健（なのはな苑）での認知症本人と介護家族との様々な生き様（当会のＩ様のご主人介護のレポートも含まれています）の精細なレポート。非認可の劣悪な介護施設に囲われて(収容されて)身寄りも無く先の見通しも無く惨めな「鳥かごの家」の生活に甘んじ喘ぐ認知症高齢者達のレポート。線路に迷い込み、轢死した男性の家族にのしかかった巨額賠償請求のレポート。 等々、大反響を呼んだ様々な人間ドラマとともに｢認知症のいま｣をあぶり 　出し、社会を動かした渾身の一作です。

２ ぼくが前を向いて歩く理由(わけ)」 事件、ピック病を超えて、いまを生きる (副題)
・著 者 … 中村成信　　　　・発行所 … 中央法規出版株式会社
・発行日 … 2011年11月1日
　 ・価 格 … 1,600円（税別）
本の副題から、もしやしたら茅ヶ崎で起こったあの万引き事件の当事者 の話かも？と気付かれる人もいるでしょう。
「サザンビーチちがさき」の命名者であり、2000年夏の「サザンオールスターズ茅ヶ崎ライブ」開催に奔走し活躍した一人の行政マン(茅ヶ崎市役所の管理職員)を襲った 突然の悲劇。

万引きによる現行犯逮捕、それは若年性認知症(ピック病) の症状によるものでした。
混乱、苦悩、偏見…、そのなかで本人の名誉回復、また家族共々にどのように再生を果たしていったのか？すべての 人におくる、感動の再生物語です。　　TS　　　　　　　
　

4月の予定

5月の予定