かまくらりんどうの会 (認知症を支える家族の会)かまくらりんどうの会 今月の話題

更新日: 2016年4月29日

5月の話題

かまくらりんどうの会 今月の話題です

* ★認知症介護相談会★


 ・日 時・・・5月3日(火) 13時〜15時30分
 ・場 所・・・福祉センター 団体活動室
☆体験談を通し、知恵の交換をし合う会です。
介護体験者がお待ちしています、お気軽にご参加下さい。

★交流会のご案内★
 ・日 時・・・5月19日(木) 13:30〜15:30
 ・場 所・・・福祉センター 団体活動室  
☆同じ経験仲間の集まりです。ゲームや茶話、会員ご家族によるハンド
  トリートメント(アロマセラピー)もあります。心身ともにリフレッシュ
 しませんか。ぜひお待ちしています。
 

総会のご報告


総会のご報告  4月21日(木)第28回総会が開かれました。渡邊代表の挨拶の後、講師に川崎市麻生区認知症サポーターの中村憲正さんをお迎えして記念講演「認知症高齢者への接し方 〜傾聴ボランティアの立場から〜」がありました。認知症の方に接する際の基本的に心掛けることなど、ご自身の体験を交えての貴重なお話を」頂きました。
その後は議長白鳥さんのもと議事が進行し、平成27度活動報告、決算報告、会計監査報告が承認され、次に平成28年度活動計画案、会計予算案、会計監査委員選出が承認され、最後に28年度運営委員が紹介されて、無事総会は終了しました。 *記念講演の内容については、次号に掲載します。

第28回総会にあたって(代表挨拶)     渡邊武二

かまくらりんどうの会は、皆様のおかげをもちまして28回の総会を迎えることができました。平成の歩みとともにその歴史を歩んできたと言えます。介護保険制度が平成12年度からスタートして、サービスのメニューは多くなってきたとはいえ、増え続ける高齢者に制度が追いつかないという状況であると言えるのでしょう。

 特に、65歳以上の高齢者の4人に1人が認知症高齢者という時代に、私たち家族の会の活動もたいへん重要になってくるものと思っています。認知症列車事故訴訟が投げかけた課題を、私たちも重く受け止めていかなければなりません。みんなで、力を合わせて認知症の人にやさしいまちづくりを進めましょう。認知症にやさしいまちは誰にもやさしいまちです。みんなで見守るやさしいまちを目指して、多くの方々、関係する機関と連携を深めていきましょう。

≪会員の皆様からのメッセージ≫

★会報ありがとうございます。参考になります。介護現場で耳にすること。
 介護者からは、昨年8月から制度改正、利用者負担改正となり、この先ど
 うなるか不安。ご本人からは、高齢者はお荷物と言われているみたいで
  肩身が狭い。超高齢化社会、私も考えてしまいます。
★認知症は本当に治らないのでしょうか。「治る」という方のお話はない
  のでしょうか。
★ご無沙汰しております。父を送りまして5年になりました。体調を崩し、
 なかなか皆様にお会いすることが出来ず、残念に思っております。

      
  

* 介護の悩みお電話下さい。りんどう電話相談(認知症相談)

相談電話担当者


5月7日(土)
午後1時〜4時

福祉センター2階 相談室

相談電話 りんどうテレホン0467-23-7830 

会員以外の方の相談も受け付けています。
一人で悩まずお電話ください。

介護経験者がお待ちしております。
プライバシーは十分留意いたします。
福祉センター2階 相談室へお越しくださっても結構です。

 

福祉避難所防災訓練を体験して 向山政枝



*福祉避難所とは、高齢者、障害者、妊婦、病弱者、外国人等配慮が必要な災害弱者が避難するための避難所。
*災害弱者とは、災害が発生して身に危険が迫った場合の情報収集や避難行動に対してハンディキャップを持つ人、自力での避難が困難な人。

(新語時事用語辞典より)

鎌倉市として初めて、福祉避難所の避難訓練が行われました。その様子を報告いたします。
日時:2016年3月17日(木)10時〜12時 
場所:教養センター(鎌倉市笛田)
主催:鎌倉市総合防災課 
参加団体:鎌倉市総合防災課、教養センター、社会福祉協議会、近隣自治会、ひしめき、虹の子、
 ぶどうの木、福祉当事者団体連絡会・かまくらりんどうの会 合計70名弱

当日の手順
 1、最寄りのミニ防災拠点(公立小中学校)に避難し受付をする
  (訓練当日は授業日のため、公園に集合)
 2、本部にミニ防災拠点において、共同生活困難者数をトランシーバーで報告
 3、福祉避難所開設準備ができたら → 避難先に連絡 → 移動開始
 4、福祉避難所で 個人情報聞き取りの受付
   受付内容:氏名、生年月日、住所、電話番号、同行者の氏名・本人との関係・連鎌倉市福祉当事者団体連絡会総会・交流会絡先、お体の基本  情報・配慮事項、情報を公開・非公開の本人意思(氏名、住所の問合せや  管内の掲示)、家族の居場所、血液型、病気や障害の聞き取り、薬の服用  状況、薬は持参しているか、かかりつけ病院・医師名、コミュニケーショ  ンはとれるか、所持品はあるかなど
 5、炊き出し訓練:試食
 6、係別反省…報告者が感じた事と係員の印象に残った言葉が主になります。
   受入対象:訓練当日の福祉避難所受入対象者は車いすの方、乳児の方、認知症の方、知的障がい者でしたが、車いすの方、乳児の方は一般避難所の別室が住みよいのでは。受入対象の検討必要。
   避難経路:福祉避難所は市内5か所で場所がわかっているとは限らない。内表示が必要
   受付:ミニ防災拠点で受付し、福祉避難所でも詳細受付したためものすごく混み合った。代弁で受付できない状況も想定されるため社協にある「鎌倉市避難マップ」の要支援者 特性情報カードをコピーして常備薬と共に携帯する必要があります。
   炊き出し:1食分(カレー風味のスープとビスケット1枚)少量だったが暖かくおいしかった。しかし、福祉避難所の備蓄品はないとのこと ←検討課題
   その他:それぞれ距離が離れているので事前に避難認定を受け、移動することなく直接福祉避難所に避難できるとよい。建物内の案内板が必要 訓練の時は近隣の方が援護してくれたが、災害時はミニ防災拠点の係に回り、こられないのではないか。
   良かった点として、受付が大混乱したが、大声出さず状況に応じて主に社協の方が対応してくださった。それぞれの部屋に移動したところでお茶が出されほっとした。
   実際訓練に参加することで想定されない状況や困難点が明らかになるので、次回は参加されることをお勧めいたします

◎鎌倉市が協定を結んだ福祉避難所 
 名越やすらぎセンター(材木座)、今泉さわやかセンター(今泉)
 玉縄すこやかセンター(玉縄)、県立鎌倉養護学校(関谷)
   *( )内は所在地

あの時こんなことが・・・
 大正12年(1923年)8月、芥川龍之介が鎌倉雪ノ下の平野屋別荘(旅館)に滞在した折、藤棚には紫の花がちらほらと見え、裏庭には山吹も花をつけ、また小町園の庭の池には、菖蒲と蓮が同時に咲いていたそうです。  季節外れの花々が一堂に咲いている事は、ただごとではないと芥川が記しています。(芥川龍之介全集第6巻 「大震雑記」岩波書店1978)

その年の9月、関東大震災が発災しました。

鎌倉市福祉当事者団体連絡会総会・交流会

鎌倉市福祉当事者団体連絡会総会

4月24日鎌倉市福祉当事者団体連絡会の総会が開かれました。福祉当事者連絡会は通称福当連、構成メンバーは、鎌倉市内の疾病、障害者8団体(鎌倉市腎友会、鎌倉市自閉症児・者親の会、鎌倉和楽会、由比の会、青い麦の会、鎌倉市手をつなぐ育成会、鎌倉市聴覚障害者協会、かまくらりんどうの会)加盟団体総人数は563人です。
 目的は、各団体相互に連携し、福祉の底上げを図ることです。  
 総会では福当連、小野代表から団体としての存在価値を維持してほしいと意味深い言葉が述べられました。
交流会で、各会の現状や課題などが話し合われました。今全ての団体で会員の高齢化と会員数の減少が問題となっています。活動に参加するには付添が必要なため、高齢になると参加が困難にもなってきます。そうした中でも、自閉症児・者親の会では子どもの働く場である企業見学、地域の方々との交流の場として「笑ん座カフェ」の開設、中途失聴障害者は市の講座も趣味の会も聞こえないので独自に講座を設ける活動を検討中、青い麦の会は震災の障害者施設応援のチャリティーコンサートを計画、また障害者差別解消法の勉強会もしていくなど前向きな発表に、当会もお楽しみ会、交流会、日帰りバス旅行、クリスマス会など参加者が笑顔になれる会にしていかなければと思いを強くしました。 文責 向山

★ 皆様お元気でいらっしゃいますか?★

つつじの花
 主人の家で、両親を看ようの一言で、我が家で世話をすることになり、かまくらりんどうの会に入会して25年が過ぎました。
 その間、母より先に主人が亡くなり、そして両親を看取りました。その後の私は、りんどうの仕事に関わるようになり、どれほど皆さんに助けられていたことか、いい勉強をさせて頂き、夢中で過ぎた25年でした。
 今、母が家に来た歳になり、数年前から会の仕事も若い方に引き継いでいただき、昨年暮れには、ホームページもお渡しすることができました事、先日も立派に総会が開かれました事は、本当に嬉しくありがたく思います。
 どこの会でも世代交代が大変で、会の存続が難しいといわれていますのにりんどうの会は、立派に世代交代は出来ました。
 今は名簿を見ながらまだあの方は会員でいらしていただいていると懐かしく思い出します。どうぞ近況をお知らせください。
 現在、両親がお世話になったご縁で、コーヒーポット稲村ケ崎きしろで、 金曜日の午後、入所者の皆さんと午後の一時を楽しく過ごしております。                渡辺ヨシ

4月5日  介護相談会報告

つつじ

 満開の桜の下、多くの方々にご出席いただきました。
 今回は「デイサービスの利用について」を中心に話し合いました。 ご本人が行きたくないと言われた場合どうしたらよいかについて、いくつかのご提案がありました。介護者が付き添うことは可能ですので、ご本人に同行し施設内でどのように過ごしているか、表情はどうかなどをよく観察してみましょう。
 利用者の中に気が合わない人がいる場合、行くのを拒否されることもあります。やむを得ない場合は施設を変わることも可能ですので、ケアマネージャーと相談して、一つの施設に拘らず、ご本人に合った施設を探しましょう。
 その他の話題では、入浴を拒否された時は、無理強いせず清拭(温かいタオルで拭く)で済ませ、“毎日お風呂に入らなくても大丈夫”とゆったりと構えましょう。  
 排泄の失敗がみられたら、トイレや室内にビニールシートを敷くなどして、後の処理が楽になる方策を講じましょう。
 ご友人やご近所の方の様子がおかしいと感じられたら、地域包括センターや、市役所の高齢者いきいき課などにご相談下さい。
 介護者が心身ともに余裕をもって介護することにより、ご本人の周辺症状も軽くなるといわれています。上手に公的サービスを利用される事をお薦めします。お気持ちを話してお帰りになる方の表情が、少しでも明るくなっていただけると、嬉しくほっとします。


△TOP  

  募集しています

  

皆様お元気でいらっしゃいますか?

 近況報告 あの方はお元気でしょうか?会員の皆様の近況を知りたいというご要望が、多く寄せられております。ご自身の今を、どうぞお知らせ下さい。会員のあの方、この方の今を掲載して参ります。
編集後記
 度重なる熊本の大地震、放送を見るたびに心を痛めております。一日も早い復興を祈っております。先日無事に総会も済み、新年度がスタートしました。これからも会員の方にお役に立てる情報をお届けしたいと思います。よろしくお願いいたします。 a. y

☆会報へのご意見、ご要望は下記の発行者、編集担当迄お知らせ下さい。
あわせてご投稿もどうぞお寄せください。
発行者:かまくらりんどうの会 代表:渡邊武二 TEL45-6307
編集・印刷:菅井TEL46-5369  山際 TEL24-8765  

   
 

* ・りんどう5月の予定


曜日 内 容 福祉センター 時 間
5月3日 火曜日 認知症介護相談会 団体活動室 13:00〜15:30
5月6日 毎週金曜日 コーヒーポット 稲村ケ崎きしろ 13:30〜15:30
5月7日 土曜日 りんどう電話相談 相談室 13:00〜16:00
5月13日 金曜日 運営委員会 団体活動室 10:00〜12:00
5月19日 木曜日 交流会 団体活動室 13:30〜15:30
5月27日 金曜日 会報印刷 団体活動室 9:30〜12:00

 

* ・りんどう6月の予定


      
曜日 内 容 福祉セン ター 時 間
6月3日 毎週金曜日 コーヒーポット 稲村ケ崎きしろ 13:30〜15:30
6月4日 土曜日 りんどう電話相談 相談室 13:00〜16:00
6月7日 火曜日 認知症介護相談会 団体活動室 13:00〜15:30
6月10日 金曜日 運営委員会 団体活動室 10:00〜12:00
6月16日 木曜日 交流会(お楽しみ会) 第1・2会議室 13:30〜16:00
6月24日 金曜日 会報印刷 団体活動室 9:30〜12:00