(認知症を支える家族の会)
*再度のお知らせです。今年度は、久方ぶりの活動再開となるにあたり活動 を見直し、介護相談会と交流会を合体した新たな「交流会」を実施するこ とになりました。「交流会」は、毎月第1火曜日 13:30〜15::30に開催し 皆様からのご相談、レクリエーション活動、近況報告も交えたおしゃべり とお茶の会などと盛りだくさんの内容を企画して皆様のご参加をお待ちし ています。実施したい企画等もお知らせください。 電話相談( 0467-23-7830 )ご希望の方も、交流会当日にお電話をくださ い。
*5月の活動は2日(火)の交流会、12日(金)の運営委員会、26日(金)の会報印刷となります。
2日(火) 交流会 13:30〜15:30
12日(金) 運営委員会 10:00〜12:00
26日(金) 会報印刷 9:00〜12:00
今年度から従来の相談会と交流会を合わせた新「交流会」を開くことになりました。変更になった理由は、介護サービスの増加、地域包括支援センターでの相談会など(コロナ禍以前から)様々な場の提供により、相談会や交流会の参加者が減少しいていることなどです。
しかし、介護者の言い尽くせぬ悩み、ただただ聞いてほしい思いなど、介護経験の仲間として相談者の方に寄り添う活動は、りんどうの会の一番大切なことと考えています。新しく始まる交流会が優しい集いの場となることを、願っています。
開催日は毎月第1火曜日13時30分〜15時30分です。
会場は鎌倉市福祉センター、福祉団体活動室(2階)にて行います。
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こんにちは 皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。従来電話相談・介護相談・交流会と月に3日間を要し活動して来ましたが、今年度よりまとめて月1回第1火曜日13時30分〜15時30分「交流会」と称しての活動になりました。
新たな交流会第1回目は令和5年4月4日、10名の参加でスタートしました。
はじめに、全員で「鎌倉」合唱、次に脳トレーニング(チェックックシート)と指反射トレーニング、次に参加者それぞれが、コロナ禍での様子や近況報告など、参加者お二方の手作りケーキと和菓子の差し入れを食べながら、順番に話しました。
<みなさんのお話>
★介護経験で大変だったり辛いことばかりではなく、介護を受けている人の人間性の変化などで、うれしいことや楽しさも味わえました。
★体調を崩し静養していたが、筋力が落ち、動きに不安を感じ、リハビリ型デイサービスに通っている。
★家族のお祝い事が近々にあり、皆の関心がそちらに向いていて、ちょっと寂しさを感じている、
★年齢を重ねるごとに体調のすぐれない日が多くなった。
★コロナ禍で、いろいろなイベントが中止になり、残念でした。
★親戚の介護で、頭で考え勉強していたことと実体験での違いなど、他にもいろいろ勉強になりました。
★身体の治療のため、手術をしました。
★桜の季節になると車中からお花見をしながら交わした母との会話を思いだします。
★きょうだいの介護の日は頑張っているが、次の日は体がガタガタで、ゴロゴロして体を休めています。
★家族が急逝しました。事実を受け入れられないままです。来客が多く1日があっという間に過ぎて行きます。
このようなお話をお聞きし、心当たりがあったり、情報あり、勉強になり、貴重なひとときに「感謝」です。
まだ手探りな部分もあり、皆様の「ご要望・ご理解・ご協力」を頂きながらの活動です。貴重なひと時の場に、一人でも多くの方のご参加をお待ちしておりお会いできるのを楽しみにしております。
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4月21日、コロナ禍で実施できなかったかまくらりんどうの会総会が、久々に
開かれました。司会は向山副代表。
渡邊代表の「3年ぶりです。コロナ禍の期間を何とか乗り切って来ました。」と
の挨拶の後、記念講演として、長年鎌倉市地域サポーターの活動を続けていらっ
しゃる、歯科衛生士石川敦子さんの「人は口から老いる」というお話がありま
した。
石川さんのお話は「人は身体・精神・社会性」という3つの側面から弱るが、それに最も大きな影響を与えるのは体の虚弱である。
体の虚弱が起こると体を動かすための筋肉が減少し、身体機能の低下が起こ
りサイコぺニアと呼ばれる状態になる。
サイコぺニアになると歩くのが遅くなり青信号のうちに道路を渡れない、階段の昇降に支障をきたす、ペットボトルのふたが開けられない等も含め、転倒や骨折する等生活の質の低下を招く状況が現れる。
身体機能の低下の原因として、食べる機能の低下が上げられる。人は加齢と共に口腔機能が衰え、食欲の低下や栄養状態の悪化にもつながっていく。
このような症状をオーラルフレイルと言う。
人が食べるためには、かむ力、飲み込む力、舌の力、唾液の力が作用している。
・噛む力が弱まれば誤嚥につながる。
・飲み込む力も大切。人は舌と喉の奥の筋肉を動かして飲み込んでいる。
・舌は噛む、飲み込むための大切な機能、筋肉のひとつだが、あまり使わないと小さくなり、厚みが減ってくる。
・唾液は1日1〜1.5リットル出て消化を助けたり、殺菌作用で口腔内を清潔に保つなど重要な働きがある。
など健康維持に必須の食べる機能のメカニズムと加齢により衰えた機能の回復方法など盛りだくさんの重要な事柄をとても分かりやすくお教えいただきまし
た。
最後に大切なこととして3つ。よく噛むこと、歯を丁寧に磨くこと、定期検
診を年2回は受ける事とアドバイスがありました。何度でも伺いたくなる講演で、今後も交流会等で再度お話をお伺いしたいと思いました。レクリエーションとして口腔機能を高めるパタカラの歌やコグニ体操を教えて頂き、みなさんでご一緒に楽しみました。笑顔がたくさん見られました。
その後は、議題に沿って活動報告、会計報告、活動案、予算案、会見監査、運営委員紹介と順調に進み、閉会となりました。
久しぶりにお目にかかる会員の方々とお話しも弾みました。先輩会員の方々より数々励ましていただいたことが大変ありがたく、また今年度の行事や活動を楽しみにしているとお声をいただき、楽しく集え、悩みを分かち合うことのできる場をつくることの大切さを、いっそう自覚した会でもありました。
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新茶のおいしい時期を迎え、青葉若葉の爽やかな風の吹く季節となりました。先月の総会は久しぶりに対面で開くことができ懐かしいお顔にお目にかかりました。今年度は行事が滞りなくできることを祈っています。
風にそよぐ木々の緑もまぶしい季節を迎え汗ばむ日もあるかと思えば、肌寒い日もある気まぐれな気候ですが、お体には十分お気を付けください。
原稿をお待ちしています。a.y
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