(認知症を支える家族の会)
会員の皆様におかれましては、お元気に新しい年を迎えられたこととお喜び申しあげます。
2020年は私たちにとって、大変な一年でした。新型コロナウィルスが猛威を振るい当会の活動も自粛せざるを得ない状況となってしまいました。そのため、毎年行っているバス旅行・交流会・クリスマス会・介護経験や介護で困ったことや生活上の不安などを一堂に会して話し合う介護相談会など大勢で集まることは、中止せざるを得ませんでした。「みんなで会いたいわねぇ」などという声に、いましばらくは・・・と言わざるを得ません。りんどうの会では、毎月第一土曜日の午後1時〜4時に「りんどう電話相談」(0467−23−7830)を行っています。電話ですと3蜜の心配もありません、ご利用をお待ちしております。また、急を要する場合などは、担当する地域包括支援センターにご相談いただければと思います。
現在鎌倉市では、2021年度から2023年度までの高齢者保健福祉計画の策定作業が進められています。その素案に関する意見募集が行われています。会としても、いろいろ意見を述べていますが、「認知症施策の推進」は、重点施策として位置づけられており、引き続き「いつまでも安心して暮らせる地域づくりの推進」に向けて連携を進めていきましょう。ぜひ、いろいろな声をお聞かせください。
新聞紙上でも、認知症について取り上げられることが多くなりました。多くの自治体でも、以前に比べると目に見える形で認知症に関する施策が取り組まれています。先進自治体に楽しく学びながら活動ができればと思っています。
長谷川式スケールの考案者の長谷川和夫医師は、自ら認知症であることを公表して、認知症は「暮らしの障害」であるとおっしゃっています。その「暮らしの障害」を乗り越えるために家族を含め、社会全体の寛容さが求められているのではないでしょうか。
2021年は、「共生社会」を改めて考え行動する一年にできればと思います。コロナの影響は、まだまだ先が見通せない状況です。そんな現状ですが、みんなで力を合わせて,このコロナ禍を乗り越えましょう。今年もよろしくお願いいたします。 渡邊武二
新年1月2日は、もう10年も箱根駅伝往路の観戦に行っています。
今年はコロナのせいでどうなるのかわかりませんが、今までは東海道線の国府津駅前で観戦していました。この場所にしたのは、国道1号線が目の前にすぐですし、11時40分過ぎに通り過ぎます。(2日のお祝いをすませてからでも間に合います。)
息子2人と私の3人の大学がシード校で出場しています。あっという間に通り抜けますがワクワクドキドキです。初めは観戦の人もあまりなく穴場だと思いました。今は人出も多く、何校かの旗も立っています。来年は、何の心配もなく行けるのを楽しみにしています。 M.M
「長谷川式簡易知能評価スケール」、略して「長谷川式スケール」をご存じだろうか? 医師の診察の際に「今日は何年の何月何日ですか?」「何曜日ですか?」「お歳はいくつですか?」などといういくつかの質問をされることがありますが、そのスケールの開発者が長谷川医師です。1974年に公表されていますが1991年に改訂されていて、今も多くの医療機関で使われているものです。
この著書の帯には、「自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言」とあります。2017年10月88歳の時、自分は認知症であると公表して話題になりました、この本をつくったねらいを「はじめ」の中で、次のように書いています。
この本は、これまで何百人、何千人もの患者さんを診てきた専門医であるボクが、また「痴呆」から「認知症」への呼称変更に関する国の検討委員も務めたボクが、実際に認知症になって、いま、何を思い、どう感じているか、当事者となってわかったことをお伝えしたいと思ってつくりました。あわせて、人生の大半を認知症と向き合って生きてきたボク自身の生き方や、そこから浮かび上がる日本の認知症の歴史についても書き残すことができたら、と思っています。
一読して感じることは、実に客観的に自分自身を見ているーということでした。これは、医師として多くの患者と向き合ったことで培われたものであると思いました。アルツハイマーの方から「ほかの誰かじゃなくて、なぜ自分がならなくちゃいけなかったのですか」
という質問に何も答えられなかった、できたことは、「そうですねえ」とその方の手を握り続けることだったーと述べています。紙幅の関係もありますので、私たちに対するエールになる言葉を引用して紹介を終えたいと思います。
実際に自分が認知症になってみて実感したことは、認知症は、いったんなったら固定したもののように思われがちですが、そうではないということです。たとえばボクの場合、朝起きたときは調子がよいのだけれど、だんだん疲れてきて、夕方になると混乱がひどくなる。でも、一晩寝るとすっきりして、またフレッシュな新しい自分が甦ります。つまり、そのときどきの身体や心の具合によって、認知症はよくも悪くもなる。だから、「一度なってしまったらおしまい」とか、「何もわからない人になった」などと思わないでほしい、特別扱いしないでいただきたいと思います。
また、認知症は恐ろしい病気だと思われがちですが、その本質は「暮らしの障害」です。それまで当たり前のようにできていた「普通の暮らし」ができなくなっていくのが特徴です。これは不便だし、困ります。家族も困惑します。でも、周囲の接し方次第で、この障害はずいぶん軽減できます。そうしたこともぜひ、知っていただききたいと思います。
◎材料
・大根 1キロ ・砂糖 175グラム ・塩 20グラム ・酢 37.5グラム
◎作り方
・大根を15センチくらいの長さに切った後、4〜6等分にする
・大根を並べた後、砂糖、塩、酢をかけ、重しをする
*2、3日で水が上がってきたら食べごろです。簡単な作り方で、手軽にべったら漬け風な漬け物が出来ます。友人や家族に大好評です。 (S・I)
今年は丑年ですね。会員の中にも年男・年女の方もいらっしゃるでしょう。十二支が生まれたのは中国の「殷」の時代。もともと日付や時刻、方角を表すために使われていましたが、干支の漢字(子丑寅…)は特に意味を持たない記号のようなもので一般の民衆には覚えにくかったそうです。
そこで、人々が覚えやすいようにと後漢の時代に中国の王充(おういつ)という人物が十二支に身近な動物を割り当てて文献を書きました。これが十二支に動物が使われた始まりと言われています。ちなみに十二支は日本以外の国にもあります。動物の種類や順番はほぼ同じですが、タイやベトナムは卯の兎の代わりに猫が入っていたり、中国では亥(イノシシ)の代わりに豚が入っていたりと、国によって割り当てられている動物に微妙に違いがあるようです。
十二支の動物の中で最も動きが緩慢で歩みの遅い丑(牛)の年は、先を急がず一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年と言われています。勤勉によく働く姿が「誠実さ」を象徴し、身近にいる縁起の良い動物として十二支に加えられたようです。十二支の2番目で、芽吹きを迎えようとする丑年。過去には、人類初の宇宙飛行や、日本では自民党から民主党への政権交代、ハイブリッド車のデビュー、コンビニエンスストアチェーン1号店出店など革新的な出来事もありました。
令和になって初めての丑年、2021年はどんな年になるでしょうか。A.Y
明けましておめでとうございます。新年をいかがお過ごしでしょうか?
昨年は思いがけないことで大変でした。今年は穏やかに普通に生活できたらいいですね。もう少しコロナに用心する日が続くかもしれませんが、お会いできる日を楽しみにしています。お寒さ厳しき折、体調をお崩しにならないように祈っております。
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