かまくらりんどうの会 (認知症を支える家族の会)かまくらりんどうの会 今月の話題

更新日: 2020年3月28日

4月の話題

かまくらりんどうの会 今月の話題です

* ★総会・認知症介護相談会・コーヒーポット中止のお知らせ★


◎新型コロナウィルス感染症の広がりが国内外で心配されています。私どもの会も4月に開催予定だった「総会」「認知症介護相談会」を中止とさせていただきます。「コーヒーポット」も中止です。
 会員の皆様もお気をつけて、また元気にお会いしたいと思います。
 

*★総会中止に伴う対応★


・4月16日に予定していました総会は中止となります。
・総会資料は別途郵送にてお手元までお届けします。
 ご理解のほどお願い申し上げます。
 

桜の歴史 A.Y


オレンジカフェ
 桜の名前の由来は諸説あるそうですが、「サ」は田の神様、「クラ」は神様の座る場所を意味しているという説です。つまり、「サクラ」は神様が山から下りてきた時に一旦留まる依代(よりしろ)とされていました。桜は鑑賞するというより、神様が宿る神聖な木であり、祭る対象となっていたのです。


 記録に残る日本初のお花見は、『日本後紀』によると嵯峨天皇が、812年、神泉苑にて「花宴の節(せち)」を催したと記されています。これを契機に日本古来の文化や、美徳に人々が注目し始めたのかも知れません。この時を境に、花といえば「梅」ではなく「桜」を指すようになっていきました。平安時代以降〜現代まで、桜が春の定番として認識されています。
 こうして、天皇主催の花見を通し、貴族の間に桜の鑑賞が急速に広がっていきました。この時代に書かれた日本最古の庭園書『作庭書』にも、「庭には花(桜)の木を植えるべし」と書かれているそうです。


 庶民が花見をする場所を作ったのは、8代将軍の徳川吉宗でした。1720年に浅草(墨田川堤)や飛鳥山に大規模な桜の植樹を行い、庶民が桜を楽しむ場を提供したのです。 江戸時代の末期に、染井村(現在の豊島区駒込)の植木屋によって、「大島桜」と「江戸彼岸桜」を交配してつくられたのが、桜の名所として有名な「吉野」にあやかって、「染井吉野」と名付けられました。
 現代における花見の桜は8割がソメイヨシノです。ただし、ソメイヨシノは寿命が短く、およそ60年といわれています。
 いらした方も多いと思いますが、山梨県実相寺境内にある樹齢2000年とも言われる神代桜(じんだいざくら)が、今もその時期は多くの観光客でにぎわっています。神代桜の伝説によると、日本武尊が東国に遠征されたおりこの地に立ち寄られ、記念にこの桜をお手植えされたと伝えられています。
 また、鎌倉時代に日蓮聖人がこの地を訪れた際、桜の衰えを見て憂い樹勢回復を祈願されたところ再生したと伝えられており「妙法桜」の名前でも呼ばれています。


 余談ですが、花見のときに甘味が食べられるようになったのは、豊臣秀吉が主催した1598年の「醍醐の花見」です。この花見の際、全国から名産品や甘い物が集められた事がきっかけといわれています。
 桜色は「春」の桜、白は「冬」の雪、緑はよもぎで「夏」の予兆を示唆します。「秋」がないので、「飽きがこない」とされています。紅白で縁起が良く、緑が邪気を払ってくれると、めでたい席に重宝されたのです。
 今も昔も、古来より日本人に大切にされてきた桜。日本人はパッと花を咲かせ、潔く散っていく桜に何とも言えない情緒を感じるのは変わらない歴史を知る事で、今年の花見を2倍も3倍も楽しめるのではないでしょうか。

  

* 介護の悩みお電話下さい。りんどう電話相談(認知症相談)

相談電話担当者


4月4日(土)
午後1時〜4時

福祉センター2階 相談室

相談電話 りんどうテレホン0467-23-7830 

会員以外の方の相談も受け付けています。
一人で悩まずお電話ください。

介護経験者がお待ちしております。
プライバシーは十分留意いたします。
福祉センター2階 相談室へお越しくださっても結構です。

 

「教養(きょうよう)と教育(きょういく)」いやいや 「今日用があって今日行くところがある」 M.M 


 世間が新型コロナウイルス感染症に耳目を集める中、2度目の日帰り白内障手術を受けました。
 2度目なので手術自体の不安感は軽く受けることができましたが、術後の生活が大変でした。約3日〜5日間は目を休める、体に負担をかけないという注意を受けていたので食事や余暇のCDなどを用意していましたが、じっとしている生活は2日と持たずイライラは募るばかり。ましてや近頃は夢に出なくなった認知症の父が術後度々救いを求めるように現れ熟睡もできず。
 生前、一緒に歌っているときはにこにこしていても、私が家事しているときは狭い庭をぐるぐると歩き不意に外に出てしまう。平時は何としても父を守り抜くと思っていても、疲れが蓄積したときには心の中で「私は仕事もしているんだから少しはおとなしく家にいてよ」と涙を流したことも度々ありました。
 しかし、しかしです、目や体の安静の必要性を十分理解できていてもじっとしている生活にイライラが起きてしまう。現状認知できない方は推して知るべし。認知症の介護心得第一に「患者の心に寄り添う」患者になってその真意が理解できます。
 通常生活に戻った今は、好きな本を読んだり庭の草取りなどをして気分がうきうき、テレビのニュースの新型コロナウイルス感染症に不安を抱きながらも感染予防に注意しつつ、散歩(今日行く)を兼ねた買い物(今日、よう)をして今日の元気に小さな喜びを感じています。   

巣ごもり中・・ 私は今・・・ 


 コロナウイルス感染拡大防止のため、かまくらりんどうの会の行事も、ほとんどが中止になりました。会員の方々とお目にかかる機会が減った今、皆様はどのようにお過ごしなのか伺ってみました。

Aさん・・毎日落ち着かない気持ちで暮らしています。やらなくてはと思うことがあるのに、手につきません。部屋の掃除とか徹底してやれる時間も出来たのに、どうしてもやる気が起きません。良い季節なのですが。

Bさん・・何か手につきません。不安なせいでしょうね。ただこれではいけないと書類整理を始めました。庭の三つ葉を摘んで天ぷらにしたり、ベランダからお隣の桜を見て春の気分を味わっています。楽しいことも見つけないとね。

Cさん・・家族が入院し、病院に通っています。コロナのことより家族のことで頭がいっぱいです。ただ病院や病棟の入り口にあった消毒用のスプレーが置かれなくなりました。本当に消毒薬等が不足しているんだと実感しています。

Dさん・・友人に借りた本を積んで(なんと13冊)猛烈に読んだり、刺繍をしたりです。買い物を兼ねた散歩もしています。決まったコースの散歩も良いですが、買い物がてらだと品物を見る楽しみもあり、変化もあり一石二鳥です。日頃から個人でできる趣味と何人かの集団でする楽しみの両方を持つことが大切と考えていましたが、ここ最近の状況で改めて両方の大切さを思っています。    

編集後記 

 
 桜も気候が暖かかったせいか3月には開花しました。 自然界は春爛漫です!しかしながら新型コロナウイルスはいまだに収束していません。私たちの健康と生活を不安にしています。でも負けられません!がんばりましょう!早く収束しますように。a.y

☆会報へのご意見、ご要望は下記の発行者、編集担当までお知らせ下さい。
発行者:かまくらりんどうの会   代 表:渡邊武二 TEL45-6307
編集・印刷:菅井 TEL 46-5369  山際 TEL 24-8765

     
 

* ・りんどう4月の予定


曜日 内 容 福祉センター 時 間
4月4日 土曜日 りんどう電話相談 相談室 13:00〜16:00
4月10日 金曜日 運営委員会 団体活動室 10:00〜12:00
4月24日 金曜日 会報印刷 団体活動室 9:00〜12:00

 

* ・りんどう5月の予定


 
曜日 内 容 福祉セン ター 時 間
5月2日 土曜日 りんどう電話相談 相談室 13:00〜16:00
5月8日 火曜日 運営委員会 団体活動室 10:00〜12:00
5月8日 金曜日 コーヒーポット毎週金 5月は第2金の8日から 稲村ケ崎きしろ 13:30〜15:30
5月21日 木曜日 交流会 団体活動室 13:30〜15:30
5月22日 金曜日 会報印刷 団体活動室 9:00〜12:00