(認知症を支える家族の会)
晩夏から初冬まで長く花を咲かせてくれるシュウメイギク。秋の訪れを知らせ、優雅に花を咲かせ、そよそよと風になびく可憐なお花です。
細長く伸びた茎の先に菊の花に似た可憐な花が咲きます(花びらのように見えるのは花のがく)花は白やピンクが見られます。
育てやすい多年草ですので、放っておいてもどんどん咲いてくれます。 今回はそんなシュウメイギクを調べてみました。
キンポウゲ科アネモネ属。
花が菊に似ていることから名前に「菊」とついたようですが、実はアネモネの仲間です。アネモネ属、別名イチリンソウ属は、地下茎で増える多年草というのが特徴です。
シュウメイギクは「秋明菊」と書きます。 秋に咲く明るい花という意味でつけられたとされています。 しかし、シュウメイギクの漢字がもとは「秋冥菊」だったという説も。
菊に似ていることが由来ともされていますが、この世の花ではない(「冥土」の花 )かと思うほどの美しさであったことから、つけられたとも言われているそうです。その後「冥」では印象が良くないために、「明」としたとされています。原産地は中国です。日本に渡ったのはかなり古いとされ、中国からの帰化植物と分類されています。
京都の観光地としても有名な貴船で野生化したシュウメイギクを特に「キブネギク」「キセンギク」と呼び、これが日本での元来のシュウメイギクとされています。赤紫色の八重咲きで、花弁が20?30枚ほどあるのが特徴です。
シュウメイギクの花言葉は、「薄れゆく愛情」「淡い思い」「褪せていく愛」 シュウメイギクの儚げな姿からか、切ない愛の花言葉が多く見られます。
江戸時代に水野元勝が著した日本最初の園芸書「花壇綱目」(1664年)に「秋明菊」の名前で記載があり、また1709年に儒学者で本草学者(薬用植物につい
ての学問)の貝原益軒が編纂した「大和本草」には「秋牡丹」で記載があります。
シュウメイギクは鎌倉では瑞泉寺・海蔵寺・浄妙寺・浄智寺・東慶寺などで見ることができます。
今年の鎌倉市社会福祉功労賞に当会会員の根岸秀彰さんが選ばれました。
根岸さんは、ご家族の介護中も看取り後の今も、複数の福祉施設で津軽三味線の演奏や合唱指導をされています。津軽三味線は、その迫力で聞く人に感動と元気を与えてくれます。
ご本人に近況をお尋ねしたところ「今年はコロナの影響で自粛中ですが、コロナが収まったらまた、演奏で元気を届けたい。」と張り切っておられました。
通われていた福祉施設も、かまくらりんどうの会も、演奏を心待ちにしております。
受賞おめでとうございます。 (M.M)
コロナ禍の鬱々とした毎日。からだにもこころにも、笑いはとっても大切です。
シルバー川柳でクスクス、ケラケラ笑いましょう。憂鬱を吹き飛ばしましょう
〇何をしにここに来たかと考える 79歳男性
〇何故吠えるマスク姿の飼い主に 50歳女性
〇妻が言うひとまず預かる給付金 70歳男性
〇妻の留守たっぷり醤油寿司刺身 70歳女性
会員の皆様、毎日どのようにお過ごしでしょうか?
楽しかった、寂しかった、なんだか少し悲しかったことなど日々の思いやエ
ピソードをお寄せください。
ご自慢のレシピやマスク作りのアイデア、鎌倉ならではの動物との遭遇(ち
なみに私は庭でアナグマと会いました。)など、皆様のお便りをお待ちして
おります。(会報担当)
聞きなれない名称の会議ですが、ある問題解決のために、関係する方々が情報を共有し、知恵を出し合い、一同で話し合う場です。例えば独居の方が自宅で安心安全に生活を続けるために、どのような生活支援策や手立てが必要かなどを考え出すことなどです。
今回の会議参加者は介護福祉の専門家のケアマネージャー、訪問医師(欠席)、訪問看護師、ヘルパーステーション、デイサービスセンター、地域包括支援センター、および民生委員の他、地域の方々と共に支えあうことを目的に近隣の方、ご本人が通っている趣味の会、親戚、かまくらりんどうの会も呼びかけられました。
初会合の為、順に自己紹介し、それぞれがかかわっている具体的な内容やご本人の行動困難点や工夫していることなどが話されました。
生活困難者に関わると一般的に早期解決に目が向きがちですが、「ご本人の尊厳を損なうことがないように、ご本人の納得・でき得る限りの理解を得ながら現状、将来に向けての生活支援が必要である。」というケアマネージャーの言葉が心に響きました。
後半は親戚の方の納得の上で生活支援策の内容、手続きの分担、手順が手際よく出されました。
今回、ケース会議に参加して全ての要介護認定者さんに実施されるわけではないにしろ、きめ細やかにご本人主体のケアプランが作成されていることに感動しました。
12月の声を聞くともう一年が終わるのかと思い、月日の流れのはやさを感じています。今年は想像もしなかったコロナウイルスの影響で、皆様も大変だったと思います。
来年こそは安心して暮らせる普通の生活が訪れますように願っています。
ウイズコロナの中にも、皆様が健やかにお過ごしになれますようお祈りいたします。a.y
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発行者:かまくらりんどうの会 代 表:渡邊武二 TEL45-6307
編集・印刷:菅井 TEL 46-5369 山際 TEL 24-8765