かまくらりんどうの会 (認知症を支える家族の会)かまくらりんどうの会 今月の話題

更新日: 2014年1月27日

2月の話題

かまくらりんどうの会 今月の話題です

* ★ポート会★


・日 時・・・2月4日(火) 13時〜15時30分
・ところ・・・福祉センター 団体活動室

☆体験談を通し、知恵の交換をし合う会です。
介護体験者がお待ちしています、お気軽にご参加下さい。

★交流会★ ・日 時・・・2月20日(木) 13時30分〜15時30分
・ところ・・・福祉センター 団体活動室

☆先生をお招きして、臨床美術の体験会を行います。
 準備の都合で申し込みが必要です。
 申込先 澁谷рQ5−3111 締切り2月13日(木)   臨床美術については最後頁に詳しくご案内しています。

  

* 介護の悩みお電話下さい。りんどうテレホン(認知症相談)

相談電話担当者


2月1日(土) 2月15日(土)
午後1時〜4時

社会福祉センター2階 相談室

相談電話 りんどうテレホン0467-23-7830 

会員以外の方の相談も受け付けています。
一人で悩まずお電話ください。

介護経験者がお待ちしております。
プライバシーは充分留意いたします。
社会福祉センター2階 相談室へお越しくださっても結構です。

 

◎新年会報告  

1月16日(木)寒さ厳しい中、市長、市役所関係部署、社会福祉協議会の来賓と会員の参加で55名が集いました。
澁谷さんの司会で始まり、渡辺代表の新年の挨拶、来賓の方々からはお言葉をいただきました。

その後は恒例の『鎌倉の歌』と池田さんの音頭で『りんどう賛歌』を皆で合唱しました。次は「材木座天王唄保存会」からお越しいただいた3名の方から『天王唄』を聞かせていただきました。節の掛け合いがどこからとなく合わさり、威勢の良い声に聞き入りました。毎年6月の材木座五所神社のお祭りでは、お神輿がこの唄と共に町内を渡り、海上お渡りも見どころだそうです。唄の由来や歌詞の紹介もあり、新年にふさわしいものとなりました。

続いて獅子舞、今年はスリムなお獅子で軽やかに場内をまわり、多くのご祝儀を頂いていました。
お食事のお弁当にはお寿司や煮物・焼魚・天ぷら・焼物が盛られ、花びら餅、フルーツ、お菓子とたくさんご用意くださいました。どれも美味しくいただきました。会食の後のお楽しみタイムでは、まず来賓の方々に舞台に上がっていただき、会員が答えを当てるジェスチャーゲームを行いました。いつもお仕事をされている様子からは想像もできないジェスチャーに、私達は親近感を覚え和やかな雰囲気に包まれました。

その後は鎌倉クイズや川柳下の句合わせ、紙風船などテーブルごとに対抗しました。
そして歌集を見ながら皆で合唱や輪唱を行い、最後は『人生いろいろ』の替え歌で『介護人生いろいろ』を歌い、日頃の介護のホンネ?を歌いあげました。皆様との楽しい時間は瞬く間に過ぎ、2時半頃、池田さんの“三本締め”でお開きとなりました。ご準備くださった役員の皆様ありがとうございました。      N・N

◎参加者の感想
・楽しい、最高!みんなと顔を合わせられて、楽しく過ごさせてもらいました。ありがとう。ご本人
・なかなか上手く歌えなかったけれど楽しかった。ありがとう。 ご本人
・楽しい、最高!こういう会もいいんじゃないか、次回もよろしく!ご本人
・とても楽しかった!(特に何が楽しかったですか?の質問に)全部、毎日でもやりたいです。ご本人
・バリエーションが多くあっという間に楽しい時間が過ぎました。ありがとうございました。ご家族
・最近こんなに楽しく笑ったことはなかったのでスッキリしました。ご家族
・皆様の笑顔と暖かい雰囲気に囲まれ楽しかったです。ありがとう。ご家族
・週1回のデイへ通っていますが、今日のようなゲームの相手は、普段は私一人ではできません。色々な方と交わることが本人にとって良いことだと思います。
スタッフの皆様、準備などありがとうございました。 ご家族   

     

* 「鎌倉市認知症地域支援フォーラム」の報告(1)  


  1月18日(土)社会福祉センターにおいて「鎌倉市認知症地域支援フォーラム」が開催され「地域で自分らしく暮らすために」のテーマで講演と事例発表がありましたので概要を報告いたします。

講演−其1 「今後の新たな認知症診療の取り組み」
メンタルホスピタルかまくら山 岡田院長
精神科が専門であった病院が「認知症」も主要診療科目に加え、地域に根差す病院にしたいと云うお話でした。 認知症患者や家族にとって、頼れる病院になるよう期待いたします。

講演−其2 「今日からできる認知症予防」
東京都健康長寿医療センター研究所の杉山美香研究員
認知症予防のポイントに関して、具体的な豊富な事例を交えてお話し頂きました。 「認知症罹患リスク度」に焦点を当て、有効な食品・飲料の摂取量、或いは生活習慣(運動、知的活動や社会活動)等々との相関関係を具体的な数値やグラフの比較情報に基づき解りやすく解説してくださいました。

発表−其1 「かまくら散歩・かまくら磨きについて」
 かまくら認知症ネットワークの稲田代表理事
 直近の活動事例の発表がありました。
「@相談部会、A支援部会、B広報部会、C研修部会、Dまちづくり部会」と云う5つの活動を通して「認知症になっても安心して暮らせるまちづくりの推進」を行っていて、とりわけ支援部会が担う「かまくら散歩」「かまくら磨き」は、認知症のご本人・ご家族をはじめ一般市民、中高生、介護専門職など職種や世代を超えた多くのボランティアが交流しながら、「a.認知症閉じこもりの防止、b.認知症の周知啓発、c.認知症の人と市民の交流、多世代交流による教育効果」の3つのキーワードを効果目標にして、認知症の相互啓発を目指しているとのことでした。

「かまくら散歩」は鎌倉中央公園、大船フラワーセンター、由比ヶ浜海岸公園など、年4回すでに14回を開催し、散歩だけでなくゴミ拾いボランティア、おやつ作り、ゲームなど色々趣向を凝らしたメニューで行われています。
参加者の間には、誰が認知症ご本人だったか分からなかったと云う人も多くいるそうで、地域で支援し合えるまちづくりはこの延長線で出来るのではないかと云った示唆に富むお話でした。「かまくら磨き」も「鎌倉を美しくする会」の共催を得て、大船駅ルミネ歩道や鎌倉駅地下道の汚れ落としなど、ご本人初め有志が一同に会して実施されているそうです。ささやかながらこの種の活動が徐々に且つ着実に地域に広まり根付いていくことが切望される事例内容でした。

発表−其2  校外体験活動の発表 御成中学校と腰越中学校の生徒さん
 ケアセンターりんどうに於けるヘルパー体験および特養稲村ケ崎きしろでの慰問 訪問体験報告。中学生の健気な取り組みが爽やかで新鮮さを感じるお話でした。
こ のような活動がより多くの子供達(若者)の間に興味や関心となって広まることを期 待したいものです。 定員100名を有に超える興味深々の多くの来場者で、終始満席の内に盛況裡にお開 きとなりました。   白鳥哲夫

 
   

* 「鎌倉市認知症地域支援フォーラム」の報告(2)


    「メンタルホスピタルかまくら山」ができて  昨年末、林間病院が「メンタルホスピタルかまくら山」として、リニューアルオープンした。フォーラムでは、院長の岡田昇氏より認知症の分類、それぞれの症状の特徴や比較などについて、解りやすく説明をしていただいた。

認知症が急増していることから、老々介護も増えることも現実で、介護者がストレスから病気にならないよう、リフレッシュが必要であることも大切なことであると再確認した。(なかなかできないことだが…)
 昨年末、私が内覧会で見学した際には、清潔感の溢れる院内や作業療法室などの各設備を実際に見て、有料のホームのような雰囲気だと感じた。認知症疾患治療病棟のベッド数は45床あり、このような病院が益々増えることを期待 している。S・S

今日からできる認知症予防
 杉山美香先生(東京都健康長寿医療センター臨床心理学博士)のお話。
はつらつとした先生が発症抑制のメカニズムと具体的な訓練プランを分かりやすく教えて下さいました。アルツハイマー型認知症発症の抑制には食生活では野菜・果物、魚、緑茶赤ワインの摂取が有効とわかって来ました。またウォーキングなどの有酸素運動、人と積極的につきあう、読書やゲームなど、知的活動を行うことも発症のリスクを減らします。逆に生活習慣病は発症のリスクを高めます。

認知症に移行する際、低下しやすい3つの認知機能(エピソード記憶、注意分割機能、計画力)も日ごろから鍛えましょう。
二日遅れの日記をつけたり、一度に2品の料理を作ったり、買い物に行くときの効率のよい道筋を考えるなど、日常生活で工夫できることが沢山あります。何よりも持続が肝心というお話でしたが、まずは二日遅れの日記から挑戦してみようと思っています。    S/S

中学生の発表を聞いて
 発表のテーマは「10代の感性を通して地域で自分らしく暮らすために私たちができること」で、御成中学校ボランティア部と腰越中学校からそれぞれ3名ずつの生徒の発表があった。
内容は、御成中からは「かまくら散歩」の体験談を、腰越中からは「認知症サポーター養成講座」を受講して学んだことの報告であった。初めは、どう接すればいいかわからなかったが、時間の経過とともに「普通に接すればいいんだ」ということがわかり楽しい時間を過ごせた、という報告が印象的であった。
 最後に、フォーラムの運営に携わったメンバー各人に、自己紹介が求められたので、りんどうの会ができた経過と会への参加の呼びかけをすることができた。 T.W

   

* 介護予防と認知症リハビリのための「臨床美術」ご紹介


  「臨床美術」という言葉を聞いたことはありますか?遊び感覚でアート作品を作り認知症を改善しようという、新しいアプローチです。 昨年末にもNHK・Eテレの「ハートネットTV」で特集されたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。以前にも三宅裕司さんの「カラダのキモチ」、ニュースキャスター安藤優子さんの記事もありました。

臨床美術は、誰でも楽しめるアートの新しい手法です。子どもの頃、何も考えずに手を動かしていたときのように、感じながら楽しく描いていきます。そして最後には素敵な作品が出来上がってしまいます。「私にも描けた!」というのが本当に驚きです。

臨床美術の作品を作っていると、周りの方との会話が楽しくなり、心が軽くなって、いつのまにか脳もほぐれます。この脳の活性化による認知症の改善を意図したアートプログラムと、特別な訓練を受けた臨床美術士のコミュニケーションが特徴と言われています。百聞は一見にしかず。先ずは一度体験してみてはいかがでしょうか。        臨床美術士 木啓
 

   

* 臨床美術を体験しました


臨床美術士の木氏からお話しを伺った翌日、体験会があるという事で参加して参りました。臨床美術では視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の5つの感覚機能を使います。

この日はリンゴを描きました。まずはよく見て、手に取り、香を感じ切り口を見て、味わって、じっくり観察しました。こうするとリンゴへの愛情(?)が湧いてきて一生懸命に描こうという思いが出てきました。オイルパステル(専用のクレヨン)で種を描き、その上に果実や皮の色を(先ほどの感覚機能を呼び起こしながら)加えていきました。絵が出来上がると、それを切り抜き、色画用紙に貼ってアレンジをしました。すると自分でも驚くほど素敵な作品に仕上がりました。
描く楽しさや喜びを感じ、できあがった時の達成感もありました。皆様に褒めていただき、また描きたいと思いました。このような感覚も介護予防や認知症のリハビリとして効果があるそうです。
 今月の交流会ではこのような体験を行います。絵が苦手な方でも素敵な作品ができあがりますので、是非ご一緒しましょう。          Y・K

   

* ・りんどう2月の予定


曜日 内 容 社会福祉センター 時 間
2月1日 土曜日 りんどうテレホン 社協相談室 13:30〜15:30
2月4日 火曜日 サポート会 団体活動室 13:00〜15:30
2月7日 毎週金曜日 コーヒーポット 稲村ケ崎きしろ 13:30〜15:30
2月14日 金曜日 運営委員会 団体活動室 10:00〜12:00
2月15日 土曜日 りんどうテレホン 社協相談室 13:30〜15:30
2月20日 木曜日 交流会 団体活動室 13:30〜15:30
2月28日 金曜日 会報印刷 団体活動室 9:30〜12:00

 

* ・りんどう3月の予定


      
曜日 内 容 社会福祉セン ター 時 間
3月1日 土曜日 りんどうテレホン 社協相談室 13:00〜16:00
3月4日 火曜日 サポート会 団体活動室 13:00〜15:30
3月7日 毎週金曜日 コーヒーポット 稲村ケ崎きしろ 13:30〜15:30
3月14日 金曜日 運営委員会 団体活動室 10:00〜12:00
3月15日 土曜日 りんどうテレホン 社協相談室 13:00〜16:00
3月20日 木曜日 運営委員会 団体活動室 10:00〜12:00
3月28日 金曜日 会報印刷 団体活動室 9:30〜12:00