(認知症を支える家族の会)
2月の活動は、6日(火)の交流会、9日(金)の運営委員会、23日(金) の会報印刷になります。
2月 6日(火) 交流会 13:30〜15:30
2月 9日(金) 運営委員会 10:00〜12:00
2月23日(金) 会報印刷 9:00〜12:00
3月 5日(火) 交流会 13:30〜15:30
3月 8日(金) 運営委員会 10:00〜12:00
3月15日(金) 運営委員会 10:00〜12:00
3月22日(金) 会報印刷 9:00〜12:00
On-lineによる会議が始まる前の旧知の大学の先生とのやりとり。
「渡邊さん認知症基本法、どうすんの?」「う〜ん、どうすんですかねぇ。市町村計画創るんですかねぇ」「計画は、任意規定だろ」「そうですねぇ!」
残念ながら、オンラインのやり取りはここまでで、会議に入ってしまいました。
昨年6月「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」(認知症基本法)が成立しました。この法律の目的は、認知症の人が、自身の尊厳を持ち、希望を抱いて生活を送れるようにするための法律と定められています。そして、基本理念として、いろいろと挙げられていますが、7つの基本理念の最後に、認知症施策は「教育、地域づくり、雇用、保健、医療、福祉その他の各関連分野における総合的な取り組み」ということが最後に書かれています。「総合的な取り組み」これって、とても大切なことだと思っています。何が大切なことかってー?「総合的な取り組み」という視点がないと施策の展開は、「パッチワーク的」「その場しのぎ的」なものになってしまう。そんなことを感じているからです。
そうそう、子どもの頃、生活の3要素は「衣・食・住」と教えられました。東日本大震災を契機に、「衣」は「医」に「食」は「職」が加わったと言われています。「総合的な取り組み・営み」=「生活」なんだと思います。
現在、鎌倉市でも第9期の高齢者保健福祉計画の策定作業中で、計画期間は、2024年度から26年度までの3年間です。計画策定の基礎資料とするために、郵送のアンケートや介護保険の認定調査員の聞き取り調査を受けた方がいるかもしれません。
計画の骨子案がまとまったので、パブリックコメントを募集―という記事を市のホームページで見つけました。これを見て意見の提出を-という。90ページを超える骨子案。パソコンの画面で、文章を追いかけるのは高齢者には、無理な話。やむを得ずボロプリンターで全部を印刷することで対応しました。
認知症に関する部分だけですが、「計画の基本方針2」は、「認知症の人を支える体制づくり」となっており、重点施策として@認知症への理解の促進 A認知症本人とその家族への支援の充実の柱だてになっています。
*団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年には、高齢者の5人に1人が認知症になるという推計があります。このような状況に対しては、認知症の早期発見と早期対応です。地域での支え合い、これに尽きるのでしょう。認知症を「我が事」として、認知症にやさしいまちを創っていきましょう。
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倉敷市社会福祉協議会の大西龍雄氏による2018年7月西日本豪雨被害の倉敷市真備町の貴重なる事例講演会に参加しましたのでメモが断片的ですがご報告いたします。
被災者が失ったものは
・もの:住まい、生活用品、就労、物品、思い出の品
・人 :命、健康、介護、家族関係
・地域社会:繋がり…世間話ができない、子育て環境が不十分
・安心感:
ボランティアの月別人数は最初の2か月に集中したので、今後はこの2か月にボランティアをどのように廻していくかが重要になる。また、有償スタッフの雇用や業務委託なども復興を早めるカギとなる。
災害ボランティアの重要性
・作業負担軽減の支援
・経済面の支援
・精神面の支援
災害ボランティア活動からしばらくして地域活動の再開に向け小学校単位で地元の人をリーダーにして夏祭りなどの活動を通して人と人との繋がりを深める働きかけをした。
要配慮者の避難について
真備町の豪雨による死亡者51名のうち高齢者は約1/3,身体障害者は1/4と高い割合を占めている。この事例から見えてきたことは、地域のつながりが強く、声掛けが強くても普段から声かけが少ないと声が届かないということが解った。
パネラーからの提言
・鎌倉市身体障害者福祉協会会長 木村康洋氏
20人に1人、10世帯に1人は何らかの障害を持っていることを理解してほしい。
視覚障害者は情報を得にくい、移動がしにくい、居場所がない。
それらの対処として仲間同士で情報提供を届けている。また、障害を理解してもらうため、小中学校に福祉体験会や講演をしている。県の視覚障害者団体として災害時の安否確認の返信訓練を年3回している。
・鎌倉市ランティア連絡協議会会長 飯島知子氏
施設で歌を歌ったり、犬をつれ高齢者施設を訪問などしている。
・深沢地区社会福祉協議会会長・笛田町内会副会長 徳増英夫氏
鎌倉市の2023年3月版ハザードマップでは深沢地区の洪水予想が以前より深く10mと予想されるため、町内会と総合防災課、深沢高校と話し合い、深沢高校と一次避難所の覚書を取り交わした。
すでに対策を取られている地区もあると思われるが、其々の地区で以上を参考に取り組む必要があるのではないでしょうか。 文責、向山
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日々報道される被害の光景には胸のふさがる思いです。
「かまくらりんどうの会」は、神奈川新聞厚生文化事業団を通して10万
円を日本赤十字社にお送りしました。
会員の皆様、ご協力ありがとうございました。
なお1月17日付け神奈川新聞紙面に寄付金額と寄付者(かまくらりん
どうの会)が掲載されました。
一日もはやく日常の暮らしが戻ります様にお祈りします。
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先月号の会報でお知らせ致しましたが、諸般の事情により先月をもちまして「電話相談」を中止とさせていただきました。
ご相談のある方は、交流会(毎月第1火曜日、13時半〜15時半)にお越しいただければと思います。
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日足も少しずつ長くなり、?梅の香りに近づく春の足音が感じられる昨今です。梅のつぼみもふくらみ始め、もうすぐウグイスの初声も聞かれることでしょう。
年明け早々に未曽有の地震、少しでも早く元の生活に戻れますように心より願っております。暦の上では春と言いますが、まだまだ寒い日が続きます。くれぐれもお体にはご留意ください。 a.y
日足も少しずつ長くなり、?梅の香りに近づく春の足音が感じられる昨今です。梅のつぼみもふくらみ始め、もうすぐウグイスの初声も聞かれることでしょう。
年明け早々に未曽有の地震、少しでも早く元の生活に戻れますように心より願っております。暦の上では春と言いますが、まだまだ寒い日が続きます。くれぐれもお体にはご留意ください。 a.y
☆会報へのご意見、ご要望は下記の発行者、編集担当までお知らせ下さい。
発行者:かまくらりんどうの会 代 表:渡邊武二 TEL45-6307
編集・印刷:菅井TEL46-5369 山際 TEL24-8765