かまくらりんどうの会 (認知症を支える家族の会)かまくらりんどうの会 今月の話題

更新日: 2013年5月27日

6月の話題

かまくらりんどうの会 今月の話題です

*★サポート会★


・日 時・・・6月4日(火) 13時〜15時30分
・ところ・・・福祉センター 団体活動室

☆体験談を通し、知恵の交換をし合う会です。
介護体験者がお待ちしています。お気軽にご参加ください。

*★お楽しみ会★

・日  時・・・・・6月20日(木) 11:00〜14:00
・と こ ろ・・・・・福祉センター 第1・2会議室
・会  費・・・・・1人1,500円(お弁当・お菓子など)

・申 込 先・・・・・澁谷 рQ5‐3111 ・ 石井 рS5‐3953
・申込締切・・・・6月13日(木)
☆盛りだくさんの催しで、仲間と共に楽しみましょう。
 ご本人様もお連れ下さい。

  

* 介護の悩みお電話下さい。りんどうテレホン(認知症相談)

相談電話担当者


6月1日土曜日・6月15日土曜日
午後1時〜4時

社会福祉センター2階 相談室

相談電話 りんどうテレホン0467-23-7830 

会員以外の方の相談も受け付けています。
一人で悩まずお電話ください。
介護経験者がお待ちしております。
プライバシーは充分留意いたします。
社会福祉センター2階 相談室へお越しくださっても結構です。

 

* 施設入所者家族の情報交換会報告   

 ゴールデンウィーク明けの5月8日(水)3回目の施設入所者家族情報交 換会を行いました。
前年までは家族が施設に入居している会員が集い、施設ごとの食事や緊急時の対応の違い、看取りについてなどの情報を交換してきましたが、今年は、将来施設入所を考えている会員の方にもお声をか けました。

 認知症の対応をしている介護施設(特養・老健・療養病床・軽費老人・ 有料老人ホーム・高齢者専用賃貸住宅・グループホーム)の違いをお話し ました。
そして現在ご本人が施設に入所している家族の体験や現場の様子 申し込み方法、費用などについて情報を提供するというかたちをとりまし た。体験者からは「施設は入所したいと思っても、直ぐには入所ができず 今から準備しておく必要がある。見学や申込みは早いうちからが良い。施 設を選ぶ際は、入所されるご本人に一番合った施設をご家族の目で確認し 納得されることが一番である。」などとお話していただきました。

 市内には次々と施設が出来ていますが、将来入所を考えている方は、こ のことを念頭におき、今から施設見学を!
※市内の介護サービス事業者一覧は、市役所高齢者いきいき課で配布して  います。

     

* ☆ 参加者の感想 ☆


5月8日新緑の中、「施設入所者家族情報交換会」に出席させて頂き ました。現在ご家族の方が施設に入所されている方、お身内の方が入 所後にお亡くなりになった方々がご出席くださり、今後施設に入所出 来るか、お悩みを抱えている方へのアドバイスや、施設内の状況や、 金銭的な事など立ち入った質問にも細かくお答えくださり、大変有意 義な時間を過ごさせて頂きました。

 施設の案内書にはない体験者の方々の生のお話を伺え、もっと多く の皆様と貴重な予備知識を、共有出来たら良かったと思いました。 最後に「どんな事でもご相談にのりますから」との心強い有難いお 言葉で会は、終了いたしました。
 
☆かまくらりんどうの会では認知症介護を経験した方や  ご家族が施設入所された方、また看取りを経験した方  々の体験談や知識、そして思いを色々な場で伝えてい   きたいと思っています。
 会員の皆様のご協力をよろしくお願い致します。

 
   

*老いてさまよう・・・ ある老健より 〜敬遠される男性〜


 下の記事は今年4月、毎日新聞全国版に掲載された「老いてさまよう ある老健 より」の4回シリーズの中で紹介されたものです。当会会員でいらっしゃる岩壁 さんの記事です。ご了解を得て掲載させていただきました。

2月21日午前1時、神奈川県鎌倉市の民家に明かりがともった。三浦半島介護 老人保健施設(老健)「なのはな苑」から一時帰宅中の岩壁貞良さん(72)方を男性ヘ ルパーが訪ね、おむつの交換を始める。床ずれを清潔に保つには、深夜と明け方 の2回は欠かせない。

150センチに満たない妻文子さん(72)が172センチ、74キロの体の向きを変えるのは大変で、ヘルパーの助けが必要だ。
 多くの老健で利用者の入所が長期化する中、貞良さんが7年前に入所したなのはな苑は国の方針に従い、家庭への復帰を進めている。その結果、他の老健に比べ介護保険から多くの報酬を得られ、認知症の介護に人手をかけたり、ベッドに新たな利用者を受け入れたりできる。

 一方、ここを利用し続けるには、3か月〜半年に一度は一定期間自宅で介護し再入所の手続きをしなければならない。文子さんは日中をデイサービス、深夜と早朝は訪問介護を使ってしのぐ。「睡眠2時間が2日も続くと体がつらくて。ずっと施設で預かってくれたらと思うこともあります。

 夫が認知症の一つのピック病を発症したのは航空機メーカーを定年退職した後の62歳のころだ。スーパーでビールやまんじゅうを勝手に持ち帰ろうとする。 大みそか、店内を徘徊(はいかい)する夫の後を閉店までついて回ったこともあった。流れてきたほたるの光を聞きながら「わたしはいま何でここにいるんだろう」と悲しくなった。

 介護施設探しにも苦労した。ショートステイを申し込んだ特別養護老人ホームには「会議の結果、受け入れられなくなった」と理由も告げられずに断られ、別の老健からは「責任を負えない」と門前払いされた。貞良さんを担当するケアマネジャーは「男性の場合は難しかった」と話す。

 なぜ男性は敬遠されるのか。同県横須賀市にある公立病院のソーシャルワーカーは「男性の比率を抑えているところが多い。1割る程度の施設もある」と明かす。体の小さい女性よりおむつ替えの負担が重く、車いすに乗せる際の事故も起きやすいうえ、腕力が強いと認知症ゆえの暴力の心配もある。男性でも160a、50`以下の小柄な人は好まれる。100`超の女性も70`台まで減量させ、老健に受け入れてもらったことがあったという。

 「急で申し訳ありません」。今年1月、なのはな苑に父親(90)の入所を希望する男性が来た。父親を自宅で介護してきた母親が年末に入院し、途方に暮れていた。だが、相談員は「今、男性いっぱいです」と答えるしかなかった。入所者約100人のうち男性は25人程度。これ以上の受け入れは厳しい。  なのはな苑に戻った貞良さんは、面会に訪れた文子さんに両手を引いてもらいながら廊下を歩いていた。文子さんが童謡を口ずさむと、「おてて・・・・・つないで」と合わせた。「介護はいつまで続くか分からないけれど、1日でも長く生きてほしい」。 文子さんが夫の手を小さな手で包みこんだ。 
 

   

*サポート会5月8日


五月晴れの日でしたが出席された方は12名でした。この所、毎回のよう にお父様やお母様を看取られたという方からお話を伺います。
また、ご家族が今すでに最終段階に来ているという方も複数いらっしゃいます。  入所している施設から救急搬送された病院で、ご本人が点滴を受けてい る状態のところへ、病院側から「今後、延命の為の点滴を受けることを希 望するなら入院をしてもらいます」と言われ、家族は延命措置をするか自 然死を選ぶかを迫られるという方のお話を伺いました。

 このような事態はいつ来るか分かりません。ご本人の意志確認、また介護する側(介護のキ ーパーソンだけでなく家族皆)の気持ちを整理し話し合った上で決定して おかなくてはならないと感じました 。
「生涯の伴侶を亡くされた方が軽い認知症であった為、『伴侶の死を現 実として捉えられていない』ようです」というお話がありました。この事 はある意味で、その方にとって「救い」ではないでしょうか。これは、も しかしたら「神様から認知症の方へのプレゼント」なのかもしれないと思 いました。F.N

   

* 〜 介護体験記の募集 〜


   先月号でもお知らせいたしましたが、発足25周年を記念して  介護体験文集を作ることになりました。
これは発足10周年、  15周年、20周年記念の体験文集に続くものです。

会員の皆様から多くの介護体験記をお待ちしております。
皆様方の介護体験が介護をされている多くの方々の心の支えになりますので、下記をご参照のぜひご投稿下さいますようお願い致します。
 投稿内容  介護体験の中で辛かった事、嬉しかった事、あるいは他の介護者の参考となる事など何でも結構です。

 投稿用紙  お手持ちの用紙(何でも結構です)に手書き、パソコン等でご自由にお書きください。
 字  数  制限はありません。
 氏  名  実名・イニシャル・匿名等いずれでも結構です。
 締  切  平成25年7月31日(水)
 送付先及び問い合せ  中尾 典子 TEL・FAX 25-6474
          〒248-0021  鎌倉市坂ノ下28-27

   

* ・りんどう6月の予定


曜日 内 容 社会福祉センター 時 間
6月1日 土曜日 りんどうテレホン 社協相談室 13:00〜16:00
6月4日 火曜日 サポート会 団体活動室 13:00〜15:30
6月7日 毎週金曜日 コーヒーポット 稲村ケ崎きしろ 13:30〜15:30
6月14日 金曜日 運営委員会 団体活動室 9:30〜12:00
6月15日 土曜日 りんどうテレホン 社協相談室 13:00〜16:00
6月20日 木曜日 お楽しみ会 第一第二会議室 11:00〜14:00
6月28日 金曜日 会報印刷 団体活動室 9:30〜12:00

 

* ・りんどう7月の予定


      
曜日 内 容 社会福祉セン ター 時 間
7月2日 火曜日 サポート 団体活動室 13:00〜15:30
7月5日 毎週金曜日 コーヒーポット 稲村ケ崎きしろ 13:30〜15:30
7月6日 土曜日 りんどうテレホン 社協相談室 13:00〜16:00
7月12日 金曜日 運営委員会 団体活動室 9:30〜12:00
7月18日 木曜日 交流会 団体活動室 13:00〜15:30
7月20日 土曜日 りんどうテレホン 社協相談室 13:00〜16:00
7月26日 金曜日 会報印刷 団体活動室 9:30〜12:00